まだ課題を言葉にしていない企業を見つける
課題をそのまま記載している企業は少なく、競合がすでに接触しています。対象とするのは、課題を明示していないものの、状況がサイトの言葉に表れている企業です。その言葉の作り方を業種別の例で説明します。
利用する場面顕在の語だけでは母数が不足するとき。競合と同じ企業ばかりにアプローチしているとき。
「生産管理システムを導入したい」とサイトに書いている会社は、数が少なく、
同じ語を狙う競合がすでに接触しています。 そこを取り合っても伸びません。
URITAI が検索の対象としているのは企業ホームページの全文です。このため、課題そのものの言葉ではなく、
課題が残っている状態の言葉で探せます。「FAX 受注」と書いている会社は、
受発注が紙のままだとは自分では言っていません。ただ、サイトにはそう書いてある。
状況は言葉に出ていて、まだ誰も声をかけていない。ここが本命です。

潜在の語を作る 3 つの角度
売りたいものが決まったら、「その課題を抱えたままの会社は、自社サイトに何と書いているか」を考えます。
提示される言葉は、次の 3 種類のいずれかです。
| 角度 | 何を探す言葉か | 例 |
|---|---|---|
| 業務手順が書かれている言葉 | いまの業務手順がそのまま書かれている | FAX / 手書き / 郵送 / 押印 |
| 誇りとして書いている言葉 | 強みとして書いているが、裏返すと管理が重い | 多品種少量 / 一品一様 / 短納期 / 小ロット |
| 変化の兆しの言葉 | 増える・広げる方向に動いている | 増員 / 新工場 / 事業拡大 / 拠点 開設 |
2 つ目がいちばん効きます。困りごとは書かなくても、強みは書くからです。
「多品種少量」は誇りとして書かれていて、同時に工程管理が煩雑であることの証拠でもあります。
業種別の例
以下は言葉の組み立て方の例です。実際に使う語は、URITAI が商品から組み立てて見せます。
そこから件数の確認(0P)とプレビュー(1 社 1P)で、当たり方を確かめてから出します。
例 1. 生産管理の仕組みを町工場に売る
| 効かせ方 | 語 |
|---|---|
| 顕在 | 生産管理システム / 工程管理 導入 |
| 潜在(いずれか) | FAX / 手書き / 伝票 / 多品種少量 / 一品一様 / 短納期 |
| 除外 | システム開発 / ソフトウェア / ソリューション |
当たるのは、受発注や工程管理を紙と電話で回している会社です。
除外を付けるのは、同じ言葉を売る側が使っているためです。付けないと同業のサイトが並びます。
例 2. 採用支援を人手の要る現場に売る
| 効かせ方 | 語 |
|---|---|
| 顕在 | 採用 強化 / 中途採用 |
| 潜在(いずれか) | 増員 / 未経験歓迎 / 資格取得支援 / 人手不足 / 職人 育成 |
| 除外 | 人材紹介 / 求人広告 / 転職エージェント |
「未経験歓迎」と書いている会社は、経験者では埋まらなかった会社です。
「増員」は、採りたいが採れていない時期にサイトへ出ます。どちらも困っているとは書いていません。
例 3. 請求まわりの仕組みをバックオフィスに売る
| 効かせ方 | 語 |
|---|---|
| 顕在 | 電子帳簿保存法 / インボイス 対応 |
| 潜在(いずれか) | 請求書 郵送 / 押印 / FAX / 締め日 |
| 除外 | 税理士 / 会計事務所 / 記帳代行 |
顕在の 2 語は、すでに対応を始めている会社です。数は少なく、当たりも早い。
潜在の側は、まだ紙で回している会社が自分の手順を説明している文に当たります。
効果的な設定方法
潜在は「いずれか」で広く取る
潜在の語を「必須」に積むと 0 件になります。**必須は 1 語から 2 語まで、
残りは「いずれか」に回す。** これが基本形です。
| 組み方 | 結果 |
|---|---|
| 必須に 3 語以上 | ほぼ 0 件。すべての語が出てくる会社しか残りません |
| 必須 1 語 + いずれか 5 語 | 母集団が広く、当たりの理由がはっきりします |
一般的すぎる語は除外する
「効率化」「DX」「生産性向上」のような語は、どの会社のサイトにも書いてあります。
母数だけが膨らんで、状況の絞り込みになりません。その業界の人しか書かない言葉を選びます。
除外は売り手側を落とすために使う
潜在の語ほど、同じ言葉を使う同業やベンダーが混ざります。
プレビューで当たり方を見て、混ざっていたら除外に回します。
「導入事例」を含む会社は除いて当たった会社を必ず確認する
潜在の語は、当たっているのに文脈が違うという失敗をします。
「FAX」で当たったのが採用ページの一文だった、というずれは件数では分かりません。
プレビュー(1 社 1P・1 回 30 社まで)まで進むと、会社名と代表ページの URL が並びます。
その URL をいくつか開けば、語がどの文脈で使われているかが分かります。
| 開いて分かること | 次に行う操作 |
|---|---|
| 意図した文脈で使われている | そのまま出す |
| 会社概要や採用ページの定型文に当たっている | 除外を足すか、別の語に替える |
| 売る側のサービス紹介に当たっている | 同業の語を除外に回す |
地域と業種の指定は最後に
商品を売りたいという相談では、URITAI は先に地域や業種で絞りません。
言葉で母集団の質を作ってから、都道府県と業種は必要になったときに後段で削ります。
都道府県は複数を並べて指定できます。大阪府 京都府 兵庫県 のように言えば、
件数の確認もリストの出力も、県ごとに引いた結果を 1 本にまとめて返します。
先に「奈良県の製造業」で切ると、言葉で拾えたはずの会社が最初から入りません。
順番を逆にするだけで、掘れる会社が減ります。
作成した母集団の使い道
潜在で作った母集団は、当たった理由が言葉として残っているのが強みです。
そのまま次に進めます。
| やりたいこと | 指示の書き方 | 消費 |
|---|---|---|
| どの会社から当たるか決めたい | 各社がうちの商品に合うか、根拠付きで判定して | 0P |
| サイトを読んで中身を確かめたい | 上位20社のサイトを深掘りして | 1 社 3P |
| 当たった言葉に合わせた文面がほしい | 各社に刺さるメール文面を作って | 0P |
言葉を積み上げるかわりに、先に「どういう会社なら 100 点か」を決めて、
そこから複数の入口を作成させる方法もあります。1 社ずつホームページを読んで採点し、
採用ラインを超えた会社だけを積み上げます。→ マッチングサーチ