取扱説明書

マッチングサーチ

先に「どのような企業を 100 点とするか」を定義し、その条件に近い企業を複数の入口から検索します。1 社ずつホームページを読み込んで採点し、採用ラインを超えた企業だけをリストに追加します。処理は数分から数十分、バックグラウンドで継続します。

機能更新 2026-09-07

利用する場面条件を指定しても目的の企業が検索できないとき。自社の商品に適合する企業を、根拠付きで収集するとき。

普通のリスト作成は、条件を書いて当たった会社を一括で落とします。マッチングサーチは順番が逆です。
先に「どういう会社が 100 点か」を決めて、その 100 点に近い会社を、いくつもの入口から探しにいきます。
拾ってきた会社は 1 社ずつホームページを読んで採点し、採用ラインを超えた会社だけがリストに積み上がります。

リスト作成マッチングサーチ
起点検索条件「100 点の会社」の定義(基準)
入口の数1 つ複数(2 から 10 本)
判定なし1 社ずつホームページを読んで採点。ラインに届かない会社は入らない
出来上がり方一括で出る少しずつ積み上がる
かかる時間数秒から数十秒数分から数十分
タブを閉じたら処理は続きますが、途中経過は見えなくなります続きます。開き直せば途中から見られます
マッチングサーチ。開始のフォームの先頭に基準の欄があり、そこに書いた合格ラインで 1 社ずつ判定します。
マッチングサーチ。開始のフォームの先頭に基準の欄があり、そこに書いた合格ラインで 1 社ずつ判定します。

どこから始めるか

3 つの入口があります。どれも同じものにつながります。

  • 会話で /matching と打つ、または「うちの商品に合いそうな会社を探して」のように相談する
  • サイドバー下部の名前メニューから「マッチングサーチ」
  • コマンドパレット(⌘K)から「マッチングサーチ」

名前メニューの「マッチングサーチ」の横には、実行中があれば「実行中 2 本」、無ければ「これまでに 14 回」が出ます。

1. 基準を作る

基準を書く欄は、一覧の右上の「マッチングサーチを始める」で開く開始フォームの先頭にあります。
ボタンは基準がまだ無くても押せます。基準を書く場所がその中にあるためです。

会話で「マッチングサーチの判定基準を見直したい」と指示すると草案が表示されます。この欄に直接入力することもできます。

項目書くこと
基準の名前例: 受注しやすい製造業
背景(なぜこの商品が刺さるのか)判定の土台になる文章
判定軸1 軸ごとに、名前 / 必須・加点・減点 / 重み 1 から 5 / 「HPの何を見れば分かるか」
採用ライン40 点から 95 点まで 5 点刻み。既定は 70 点
お手本と反例「合う会社」「合わない会社」の実名と、なぜそう言えるか

判定軸は ホームページから読み取れることだけにします。4 個から 6 個が扱いやすい数です。
売上・資本金・設立年・上場かどうか・決裁者の氏名は、企業データベースにもホームページにも無いことが多いので軸になりません。

採用ラインの下には「下げると採用数は増え、精度は下がります。」と表示されます。そのとおりです。
お手本と反例は「実名だけ。挙げるほど判定が寄っていきます」。「合う」「合わない」は、書いたあとでも選び直せます。

判定軸が 1 つも無いと「基準を保存」は押せません。隣に「軸の名前を1つ書くと保存できます」と出ます。
名前が空のまま残っている行は保存の対象外です。その場合は「名前を書いていない 軸 2 件 は保存しません。」と先に出ます。

保存した基準は、次に始めるマッチングサーチの既定になります。欄の下にも
「この基準は、次に始めるマッチングサーチの既定になります。」と書いてあります。

2. 探し方(観点)を決める

100 点の企業は、1 つの検索条件では抽出しきれません。このため 観点を複数設定し、別々の入口から収集します。

方法内容
まかせる開始フォームの「観点の数(最大 10 本)」に 2 から 10 を入れる。基準から観点を組み立てます
自分で書く「観点を足す」を押して、観点ごとに語を書く
混ぜる自分で書いた観点があると、ラベルが「AIに考えさせる観点(最大 6 本)」に変わります。0 にすれば自分の語だけで探します

語も都道府県も 1 つも書かなかった行は送りません。その行があるときは、開始する前に
「語も都道府県も書いていない観点が 1 件あります。この行は送りません。」と出ます。

自分で書く場合の入力は、観点の名前 / すべて含む語 / どれか含む語 / 除く語 / 都道府県 の 5 つです。
画面にはこう書いてあります。

企業ホームページの本文を検索します。

すべて含む語は3語以上で0件になりやすく、語を1つも書かなかった行は無視します。

すでにあるリストを母集団にする

観点を立てて集める代わりに、すでに出したリストの会社だけを判定することもできます。
会話で「さっきの 300 社から、うちに合う会社だけ選んで」のように、対象のリストを指定します。
開始フォームからは指定できません。

通常リストを母集団にした場合
観点を立てて候補を集める(1 社 1P)集めません。その会社はリストを出したときに払っています
一次判定でふるうかけません。全社が本判定に進みます
状態が「探し方の準備中」から始まる最初から「判定中」。観点の表も出ません

消費は本判定の分(1 社 3P、慎重判定なら 6P)だけです。終わると
「リスト「◯◯」の 300 社をすべて判定しました。」と表示されます。

指定したリストが見つからないと「母集団にするリストが見つかりません。」、中身を読み込めなかったときは
「母集団にするリストの中身を読み込めませんでした。開始していません。」と返り、実行は始まりません。

3. 始める

基準の欄の下に、入力が 4 つ並びます。

入力範囲・既定
名前このマッチングサーチの名前。リスト名にもなります
採用の目標1 から 1,000 社。既定は 30 社
観点の数2 から 10 本
上限P空にすると自動で決まります

そのすぐ下に見込みが表示されます。

見込み 504 P(概算)。実際は判定できた社数分だけ消費し、上限Pを空にすると自動で上限を決めます。

目標 30 社なら、候補をおよそ 246 社集めて一次判定にかけ、通った 86 社ほどのホームページを読む、という見積もりです。
実際に消費するのは判定できた社数分だけで、読めなかったサイトは無料です。

上限Pを空にしたときの天井は、この画面の見込みの 1.5 倍ではありません。URITAI が過去の実行の
通過率と採用率から出し直した見込みの 1.5 倍です。画面の数字とは一致しないことがあります。

会話から指示したときは、始める前に確認のカードが表示されます。承認するまで 1P も減りません。
画面の「開始する」は、押した時点で実行が始まります。押す前に、すぐ上に表示される見込みをご確認ください。

消費単価
候補の収集と一次判定1 社 1P
本判定(ホームページの本文を読む)1 社 3P
本判定(判定の深さを「慎重」にした場合)1 社 6P

始められなかったとき

準備の途中で失敗したときは、始まったことにせず、失敗をそのまま返します。会話から始めた場合の文はこの 2 つです。
どちらもポイントは消費していません。

返る文状況
「マッチングサーチを準備できませんでした(消費はしていません)。」実行の器を作れなかった
「マッチングサーチを起動できませんでした(消費はしていません)。」器は作れたが、処理を起こせなかった

残高が足りないときは、始まる前に「残高が足りません(現在 12P)。最初の候補集めに 24P 必要です。」と返ります。
画面から始めたときは、「開始する」の上に同じ理由が出ます。

4. 進み方を見る

実行が始まるとコックピットが開きます。上から順に、状態・数字・いま読んでいるサイト・観点ごとの進み、と並びます。

状態はこう変わります。

探し方の準備中候補の収集中判定中完了

数字のパネルには、採用した社数 / 判定した社数 / 見送った社数 / 判定待ちの社数 / 消費 が表示されます。
「判定待ちの社数」は実行中だけの欄です。
「いま読んでいるサイト(同時に 3 社)」の欄には読んでいる最中の社名が並び、読み終わると点数と「採用」または「見送り」が付きます。

観点ごとのテーブルには、観点 / 狙う会社 / 母集団 / 候補 / 通過 / 採用 / 状態 が並びます。
効いていない観点は実行中でも 1 本ずつ「外す」ことができます。ただし全部は外せません(1 本は残ります)。

下部のタブは 5 枚です。

タブ中身
採用点 / 企業名 / 決め手 / 観点 / 所在 / URL。点の高い順
見送り点 / 企業名 / 引っかかった点 / 観点。1 社も無いときは「見送った会社はまだありません。」
点数の出方点数の分布と、満たせなかった軸
基準いま使っている基準
記録1 社ごとの判定ログ

数が多いときは、採用は 200 社、見送りは 120 社、記録は 80 件で切って表示します。
切ったことは表の上に出ます。採用の残りは「リストとして開く」から全部見られますが、
見送りと記録の残りは画面から見られません。

画面右上の「リストとして開く」で、積み上がっているリストをそのまま開けます。実行の最中でも開けます。

点数が伸びない場合

「点数の出方」タブが、その答えを出す場所です。10 点刻みのヒストグラムと、
軸ごとに「満たせなかった割合」が表示されます。その下に、いま当てはまる打ち手だけがボタンで出ます。出るのはこの中からです。

お手本の会社を足す 軸を見直す 止めている軸を直す 軸をHPで分かる言い方に直す 本文をもっと読む 慎重判定に切り替える 採用ラインを上げる 採用ラインを下げる

設定を変えるだけで済むものはその場で反映されます(たとえば「慎重判定に変更しました。以降に判定する会社へ適用します(1社 6P)。」)。
基準の書き直しが要るものは「基準」タブへ案内するだけで、自動で書き換えることはしません。

判定した会社がまだ 1 社も無いときは「まだ判定した会社がないので、点数の出方は出せません。」と表示されます。

実行中に変更できる項目

変えたいもの実行中に変えられるか
採用ライン変えられます。判定済みの採否は動かさず、これから判定する会社にだけ効きます
判定の深さ・読む量など詳細設定変えられます。これから判定する会社に効きます
判定軸・背景・お手本変えられません。「実行中に変えられるのは採用ラインだけです。変えた線は、これから判定する会社に効きます。」

途中で物差しが変わると、前半と後半で別の基準になってしまうためです。

詳細設定

開始フォームの基準の欄のすぐ下にある「詳細設定を開く」の中です。入口はこの 1 か所だけで、
設定は会社に 1 つです。保存済みの値を読み込めるまでは欄も保存のボタンも出ません。

項目選べる範囲既定
判定の深さ標準(速い・1社 3P)/ 慎重(上位モデルで1社ずつ・1社 6P)標準
本文を読む量2,000 字から 12,000 字(1,000 刻み)5,000 字
一次判定広く通す / ふつう / 絞るふつう
同時に見る社数1 から 53
1観点あたりの上限0 から 2,000(0 で上限なし)0
必須未達の上限点0 から 100(5 刻み)59 点
点数に差をつけるオン / オフオン
除外する語カンマ区切り。社名・URL に含む会社は判定前に落とす

除外する語で落とした会社にはポイントを使いません。同業他社や既存顧客をここに書いておくと無駄が減ります。

5. 止める

止め方は 2 つです。会話で「止めて」と言っても止まります(0P)。

ボタン何が起きるか画面に出る文
一時停止続きから再開できます。消費はその時点で止まります「一時停止しました。再開すると続きから探します。」
終了ここまでで打ち切ります「停止しました。いま読んでいる会社を読み終えたところまでが結果です。」

止めても、採った会社は消えません。 リストはワークスペースに残り、そのまま CSV で受け取れます。

6. 続ける

止まったあと、あるいは終わったあとに「続けて探す」を押すと、ゼロからやり直さず、同じ基準・同じリストに積み増します。
目標社数を増やす / 上限Pを上げる / AIに観点を追加させる(最大 6 本)/ 自分の語で観点を書き足す、の 4 つができます。
AIに追加させると、これまでと重ならない切り口を新しく立てます。

上限Pを空のままにすると、前に決めた上限のままで続きます。
予算の余地が無いまま再開しようとすると「予算上限に達したままです。上限を上げてから再開してください。」と表示されます。

途中で停止した場合

止まる理由は画面に必ず表示されます。目標に到達 / 観点をすべて消化 / 予算上限に到達 / 残高不足で停止 /
手動で停止 / 判定上限に到達 / 本日の処理量の上限に到達 / 失敗 のいずれかです。

止まった理由どうなるか
ポイントが足りなくなった「入金すると続きから自動で再開します。」
その日分の処理量の上限「日付が変わると続きから自動で再開します。」
企業データベースへの問い合わせが続けて失敗「しばらくしてから再開してください。」
企業データベースの応答が続けて遅い「しばらくしてから再開してください。」
一時的なエラーが続いた「もう一度続けると、途中から再開できます。」
観点が立てられない基準の判定軸を具体的にして、もう一度始めます

語がヒットしなかった観点には「「◯◯」はその言葉で書いている会社が見つかりませんでした(語を変えるか、いずれか含む語で広げてください)」と表示されます。
その観点だけが空振りで、他の観点は実行が続きます。

メンテナンスが始まった場合も、その波で降りるだけです。採った分は消えません。 明けたら続きから拾い直します。

上限

項目
同時に実行できる件数3 本
1 本あたりの採用上限1,000 社
観点の最大数10
既定の採用目標30 社
既定の採用ライン70 点

3 本実行中は「マッチングサーチを始める」のボタンが押せなくなり、その下に
「同時に実行できるのは 3 本までです。どれかが終わるか、止めると次を始められます。」と表示されます。
止まっているランの「続けて探す」も同じ枠に入ります。

リスト作成とどう使い分けるか

場面使用する機能
探す言葉がはっきりしていて、当たった会社を全部欲しいリストの出力
言葉では言い切れない「相性」で選びたいマッチングサーチ
すぐ結果が要るリストを出す(数十秒)
時間をかけてよいので、精度の高い 30 社が欲しいマッチングサーチ
手元のリストに点を付けたいだけ採点と並べ替え(0P)
解決しない場合お問い合わせ